騒色とは

 「騒色」とは、周辺環境との調和を著しく乱すと共に、人々に不安や不快感を与える望ましくない色づかいのことをいいます。

 色づかいの良し悪しは、その色だけの評価ではなく、隣接する色との関係、周辺の全体との関係などによって左右されます。景観条例などで述べられる「過度な自己主張をさけ・・」という表現が示すように、周辺との関係性を無視し、目立つことのみを考えた独り善がりの色づかいは、避けなければなりません。私達は、このような色づかいを「騒色」と呼んでいます。

 わが公共の色彩を考える会へ相談が持ち込まれ、当会が市民・企業・行政・マスコミなどに働きかけた騒色事件には次のようなものがあります。

●1981年 東京都・都営バス 黄&赤バス事件
 現在の黄緑を基調とした色に改善されました。

黄と赤の都営バス


1985年 東京都世田谷区・巨大赤色ネオン広告塔事件
 屋上に設置された巨大なネオンサインが撤去されました。

1986年 群馬県高崎市・蛍光赤色カメラ店事件

改修前の蛍光赤色の店        改修後の店
(改修前)             →    (改修後)

1994年 東京都大田区・羽田1丁目黄色ビル事件
 真っ黄色の壁面が、穏やかなクリーム色に改善されました。

1997年 横浜市青葉台ピンクマンション事件
 閑静な住宅街の一角、梅林だった場所に突然ピンクのグラデーションのマンションが建ち、周辺住民と対立しました。残念ながら未解決のままです。
ピンクマンションと集まった人々

●2000年 都営バスラッピングバス事件
 東京都都営バスに「ラッピングバス」という全面広告バスが出現しました。アンケート調査に基づく都への具申書提出、カラーウォッチグツアーでの現地調査結果報告を行いました。未解決です。
  ≫詳細は「ラッピングバス」ページへ

●2006年 イタリア文化会館赤色壁面事件
 美観地区として優良な景観を保ってきた皇居千鳥が渕のほとりに、真っ赤な壁面のビルが建ち、近隣住民から苦情が出ました。東京都知事に具申書を提出しました。未解決です。
  ≫詳細は「イタリア文化会館」ページへ


現在も全国各地で新たな騒色問題が繰り返し発生しています。
 

公共の色彩とは|騒色とは

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